私の人生の指標でもある「好きなことで生きていく」ということ。
YouTubeのキャッチコピーにもなって沢山の人が掲げているこの言葉。
これは一言で表現しているからか、説明不足・言葉足らずで色んなイメージを湧かせて勘違いしている人も多いような気がする。
ちなみに、私もこの言葉に浮かれてふわふわして夢がでかくなりすぎて勘違いしてた人です笑
自分の整理のためにも「好きなことで生きていく」ことについて書いていきます。
目次で流し読み
「好きなこと」の自分から発信していくものが多い
まず「自分の好きなこと」をぜひ探してみてほしいのだけど、大体は自分から発信していくものが多い気がする。
例えば、
- スポーツ選手
- 歌手・アーティスト
- 俳優・芸能人・タレント
- デザイナー
- 作家・小説家・漫画家・画家
- ブロガー
- YouTuber
- 美容師・メイクアップアーティスト
- モデル
- 職人
などなど、クリエイティブなものやパッと見の印象が輝いているものが多い。
もちろん、他にも起業家とか税理士とか看護師とか医者とか、クリエイティブなもの以外にも沢山あるのと思うのだけど、「サラリーマンで生きていきたい」という人はほとんどいない。
だけど「サラリーマンで生きていきたい」というのも立派な「好きなことで生きていく」ということ。
私の人生の中で、一人だけ「サラリーマンで生きていきたい」と本気で言って実行してる人を見たことがある。笑
その人は会社以外の仕事で年収4,000万くらい?ある人で、会社なんて余裕で辞めれる収入があるけど、サラリーマンが本当に好きで、他の人と同じ用に会社に出勤して働いてる人がいました。
そういう人もいるんだなと勉強になった。
なぜ「自分から発信する」ものが多いかは統計があるわけじゃないけど、私的な考えでは
- かっこいいから
- 見た目がいいから
- 印象がいいから
- 人から羨ましがられそうだから
- 有名になれそうだから
- 注目されそうだから
- 稼いでそうだから
- 分かりやすいから
こんなところだと思う。
発信していく人たちは、ネット・テレビ・新聞・雑誌でよく目にするから自然と憧れになっていく人も多いのだと思う。
それは本当に自分の好きなことなのか。
ただ「稼ぎたいから」「目立ちたいから」という理由じゃないだろうか。(それが好きだったらもちろん良いことだと思う)
「好きなこと」は職業だけではない
ちょっと余談。
今度「好きなことの見つけ方」っていうのも書きたいのだけど、「好きなこと」は職業から探す必要はない。
私の場合は、「PC一台でどこでも仕事ができる生活」「自分の創造したものを配信していきたい(クリエイティブなことがしたい)」が「好きなこと」だった。
かならずしも職業から見つかったわけではなく、「行動」「やりたいこと」「得意なこと」から見つかった。
ふわっとしててOK。そこから具体的に何をするのか掘り下げた時に活動が始まるといった感じだった。
「好きなことで生きていく」には段階がある
話は逸れたけど、「好きなことで生きていく」の「生きていく」っていうところをもっと掘り下げてみよう。
【生きていくとは?】
- 生計を立てていく
- 生計は立てれないがある程度の収入が発生する
- 生計は立てれないが少しだけ収入が発生する
- 収入は発生していない
「生きていく」という言葉はふわっとしていて、色んな想像をする人がいると思うけど、「収入」に目がいく人が多いかもしれない。
「好きなこと」で「生計を立てている」のか「生計は立っていない」のか、どちらになるのか。
「好きなことで生計を立てている」人はほんの一部の人
がっかりする話かもしれないけど、「好きなことで生計を立てている」という人はほんの一握りの人だけで1%とも0.1%ともいわれている。
それこそ、子供が「歌手になりたい!」と言ったら親から「そんなの一部の人しかなれないの!」とよく会話があると思うけど、それは間違ってない。
ほんの一握りの一部の人しか好きなことで生計を立てていないのが現実。
ほとんどが生計を立てるための仕事をしながら、空いた時間で好きなことをしている。
「好きなことで生きていく」のは収入が無くてもやっていきたい事
「好きなことで生きていく」という事を考える時、「収入」「お金」「稼ぎ」「有名になりたい」をちょっと外して考えるといいと私は思っている。
ちなみに「稼ぐ=悪」という考えは大っ嫌いで、お金は大切なもので自分の人生に大きく関わるものだから、稼ぐことはクリエティブなことだと思う。
それで話を戻すと、「収入」の事を考えてしまうと、好きなことが稼げるかどうかで見てしまう。
例えば、絵を描くのが好きなのに「収入」の事を考えると「絵を描くことは稼げない」という厳しい現実を突きつけられ辞めちゃったり嫌いになっちゃったりする人も多い。
せっかく好きなことなのに、お金というツールで振り回されるのはもったいない。
収入が無くてもやってしまうこと、言い換えれば自分のフリーの時間でやってることはなんだろうか?
- 寝ること
- 料理をすること
- 絵を描くこと
- 買い物をすること
- ゲームをすること
- テレビやアニメを見る
- 映画やドラマを見る
- 漫画を読む
- カフェ巡り
- カラオケ
- 友達と遊びにいく
- 可愛い雑貨集め
- 本を読む
- ハンドメイドアクセサリー作り
- YouTubeを見る
- SNSをする
- 写真を撮る
こんな感じではないだろうか。
また、得意なことはなんだろうか?
- 同じ作業を繰り返すのが得意
- 接客が得意
- 電話対応が得意
- パソコンが得意
- アイデアを出すのが得意(出たアイデアを形にできなくてOK)
- アイデアを出すのは苦手だが、出たものを形にするのは得意
- 人の相談に乗るのが得意
- 子供の面倒を見るのが得意
- 人を笑わかせるのが得意
- トレンドを発見するのが得意
どんなに小さなことでも、自分の得意なことっていうのはある。
必ずしも「好きなことで生きていく=職業」ではないし、「好きなことで生きていく=生計を立ててる」という事でもない。
好きなことが収入の有無に関係なくできているなら、それは「好きなことで生きていく」ができているという事だと思う。
最初に挙げた「歌手」「スポーツ選手」「芸能人」「モデル」という世間から注目を浴びるようなものでも、本当に好きなことだったらできる。
もっと言えば、「目立ちたい」「稼ぎたい」という理由も立派な好きなことになっていくと思う。
思ってるよりもぐっとハードルが下がるね。
「好きなこと」が収入につながっていく
キラキラした職業に夢を見るのではなく、収入の有無に関係なく本当に自分の「好きなこと」「得意なこと」が見つかったら、実はどんな事でもそこから収入につながる可能性がある。
「好きこそ物の上手なかれ」
ということわざがあるけど、これ本当に上手いこと言ってるなと思っていて、好きなことって稼ぎが目的になってる人に絶対負けることがない。
(例)カフェ巡りが好き→SNSやブログで配信していく
(例)寝るのが好き→まくらや布団とかのオススメや、睡眠ツールを配信していく
(例)ゲームが好き→ゲーム実況動画、攻略サイト・ブログで配信していく
(例)ハンドメイドアクセサリーを作るのが好き→minneやCreemaなどで作品を出品
など好きなことは収入につながる可能性がいくらでもある。
これが「好きなことで生計を立てる」につながるかもしれない。
もちろん、どんなに好きなことでも、最初は上手くいかないだろうし、嫌になったり疲れちゃうこともあるけど、やっぱり好きだから戻ってくるんだよね。
好きを更に極めたら、収入につながるだけじゃなくて今まで世の中になかった新しいジャンルが生まれたりすることだってある。
好きは強い。
得意なことで稼ぐ
ちなみに、好きなことで生活できる収入がない場合は得意なことで稼ぐのがおすすめ。
仕事にするのは好きかどうかは置いといて、「得意なこと」で仕事をすることがかなり効率がいい。
好きなことをやらねばと無理して収入を作ろうとすると迷走してしまいます。
好きなことと収入を得ることが上手くいってなければ、好きなことで稼ぐというのは一旦切り離したほうがいいです。
好きなことで無理して仕事を作ろうとしているならば、一旦置いておいて得意なことで稼ぐことをしたほうがストレスが減ります。
収入が増えてストレスも減っていくと、時間もお金も心も好きなことに注ぐ余裕が出てきます。
最後に紹介したい言葉「Do What You Love, Love What You Do」
最後にこの言葉を紹介したい。
「Do What You Love, Love What You Do」という外国のことわざです。
「好きなことをしよう(するべき)、やってること(やるべきこと)を好きになろう」
という意味になるそうです。(人によって訳のニュアンスは変わるかも)
「好きなことをしよう」もそうだけど、「やってることを好きになろう」っていうのも素晴らしく良い考え方ですよね。
今やってる会社の仕事が嫌だなーと思ってる時、好きになる、夢中になれるかどうかやってみてほしい。
営業サラリーマンの人が、お客さんの注文を取れるようになったらきっと楽しくなると思う。
会社の人との関係が上手くいけば、その会社が好きになるかもしれない。
数学が苦手だと思ってたけど、ちゃんと勉強してみると面白くなるかもしれない。
今の環境だって、悪いと思ってたけど実は楽しい事がいっぱいかもしれない。
「好きなことをして生きていく」の勘違いまとめ
- 「好きなこと」は必ずしも職業とは限らない
- 「生きていく=生計を立てる」ということではない、段階がある
- 「好きなことで“生計を立てている”」という人はほんの一部の人
- 「好きなこと」は収入が発生しなくてもやりたいこと
- 「好きなこと」は職業よりももっと日常的に考えたほうがいい
- 「好きなこと」で収入が得られていないうちは「得意なこと」で稼ぐほうがいい
- 「好きなこと」はどんな事でも収入につながる可能性がある
「好きなこと」は案外目の前に落ちていて気付かないだけで、それを拾った時にそこから人生の充実度なり収入なりが大きくなっていくんだと思う。