田舎暮らしに憧れる!という人を結構見かけます。
でも私はそれにちょっと待ったを言いたい(;´∀`)
四国は愛媛の南の方の田舎で暮らして、今実家は両親の実家であるさらに山の中のド田舎に引っ越し「田舎の暮らし」というものを経験して見てきて思うところが沢山あります。
目次で流し読み
田舎といってもどのくらいの田舎をイメージしてるのか人によって違う
田舎の話をすると、人によって田舎のレベルが違う事が分かります。
よく挙げられるのは電車は1時間に何本か?ということ。
1時間に3本で田舎という人もいれば、1時間に1本で田舎という人も。
田舎の度合いによってはそもそも電車が無いです!笑
私の実家は電気じゃなくてディーゼルで走る汽車はかろうじてあるけど、JRの最終着駅でそこより先は線路すらないのです笑
もちろん、交通ICカードは四国では使えないし、駅があるところは切符も駅員さんが切ってたり無人だったりします。
もっと田舎度が高いところもあるでしょう。
人によって田舎度が違うのですが、今回は電車もない四国の山の中の田舎という事で書いていきます。
虫がすごい
小さい虫すらダメな人はその時点で田舎への移住はやめたほうがいいです。
蚊とか蝶々とかトンボとかGとかは可愛いもので、大きさも種類も数も多い!
ムカデ・蜂
ムカデと蜂が一番最悪でした(T_T)
ムカデはでかいです。
噛まれます。毒あります。最悪の場合救急車です。
蜂もスズメバチいます。
遭遇率も高いです。
ただ、田舎暮らしが長い人は蜂くらいこっちから攻撃しなければ大丈夫!と慣れています。
たしかに巣の周りでなければ、単独で飛んでる蜂に関しては攻撃せずにその場を去るのを待つか静かにその場から離れれば大丈夫な感じです。
私はパニクりますが笑
あと、地元でムカデに4回くらい噛まれてます。
うち3回は5cmくらいの小さいやつで、寝てる時にお腹によじ登ってきたみたいで噛まれました。
1回は18cmくらいあるデカイやつで(父からするとまだ子供のムカデだったそうだけど)、寝てる時に足の指を噛まれて神経毒をもろに受けて激痛で飛び起きました。
片足が痺れるような激痛で悶えてました…
運良くまだ毒性は強くなかったみたいで、自然に痛みは引いたけど…
カメムシの大群
カメムシの数も凄いです。
夜にコンビニや自販機に行くとほぼいて、飲み物にくっついてきたり身体についたまま家に入ったりと散々な目に合いました。
夜にテニスをしにいったら虫が凄すぎて中止に
ナイターでテニスに行ったとき、ライトの明かりで虫がコートに大量発生。
クワガタ・カブトムシ・カメムシ・でかい蛾・小さい虫の大群・よく分からん虫。
ラケットにでかい蛾がついた時はラケット投げました…
コート内も歩けば何かしらの虫を踏むくらいひしめき合っていて、身体にも蛾とかクワガタとかくっついてきてもうテニスどころじゃなく1時間もしないうちに中止に。
クモがでかい!
虫は全体的に大きいのですが、でかいクモも多いです。
特にアシダカグモはサイズ感と見た目のインパクトが強烈です…
Gを食べてくれる益虫なんですが見た目が(T_T)
夏はやばい!でも冬も虫は出てくる!
夏は虫地獄です。
逆に虫が好きな人はぜひ来てほしい笑
そして夏だけじゃなく、春秋冬も虫が出ます。
春は芋虫系の宝庫、秋は蜂とか蛾とかカメムシとかムカデ、冬も家の中が暖かいからかクモやらGやら蛾とかムカデも出ます。
車が必須
車がないと生活できないです。
地域にもよるけど、うちの実家の場合はスーパーもコンビニも車がいります。
美容院とか病院、カフェや本屋も無いので車でちょっとした町に出ないといけないです。
物価は安くない・コスパが悪い
田舎=物価が安いということはない
田舎=物価が安いと思われてますが、実際はそんなことないです。
スーパーで売られてるものは都会とあまり差がないです。
むしろ、輸送料がかかるため高くつくものもあります。
農家や漁業から直接仕入れてる市場は安い
道の駅とか、農家や漁業から直接仕入れて販売されているものは安いです。
ネットショップを利用すると都会よりお金がかかる
田舎の味方のネットショップも、届くのに時間がかかったり送料が高くなったりすることが多いです。
送料が全国一律のお店はありがたい!
土地代は安いけど車が必須なため結局交通費が都会に住むくらいかかる
土地代は安いので、家を建てるところにお金をかけられたりするので大きなマイホームを建てたい人にはいいかもしれません。
都会は電車やバスが充実してるけど、田舎は車が必須なので結局、車のガソリン代や保険代で結構出費がかさんでしまいます。
愛媛の南国だけど山の中のため冬は豪雪
地域によりますが、うちの場合は愛媛の南のほうで南国っぽい感じがありますが山の上なので冬は豪雪です。
豪雪といっても東北や北海道程にはなりませんが、車にスノータイヤが必須でどか雪が積もると車を乗り捨てて家に歩いて帰る人も毎年います。
近所の人にプライベートが筒抜け
どこで情報を仕入れてくるのか、噂話はすぐに広まっちゃいます。
私も誰にも話していない事がいつのまにか近所のみんな知ってたということも…どこから漏れた?!
あとはご近所さんがどんな人かによります。
田舎の人全員が意地悪ということはないです。
優しい人も沢山いるのだけど、もし運悪く意地悪な人に当たってしまうと面倒なことが起こることも。
考え方が古いままというのが多い
古い考えのまま今も続いてるという人や施設も多いです。
保育園や病院の方針が30年前の考えのままストップしていたり、新しいものや考えがなかなか入りづらい雰囲気があります。
これも人によりますが、ほんの一部の人は新しいものや考えを積極的に取り入れて活躍していたりもします。
幽霊も沢山いる
都会田舎問わず、幽霊の話はあると思いますが田舎は量がすごいような気がします笑
あの森にある祠にいってはいけないとかっていう伝説のようなものも沢山あります。
私も実家に住んでた時も幽霊見ました( ;∀;)
両親も沢山見ています。
幽霊も田舎の方が過ごしやすいんですかね笑
仕事がない
ないというと言い過ぎかもしれませんが、無いです笑
私は高校卒業したら地元を離れたので地元で就活はしたことないですが、選択肢が少ないです。
人口が増えれば仕事も増えるのだろうけど、工夫が必要です。
人口が少ないため狭いコミュニティになってしまう
人口が少ないため、コミュニティがどうしても狭くなります。
学校や仕事も人が少ない分、視野も狭くなりがち。
ただ、都会よりかは緩い感じがあります。
スーツの人を基本見ないので、はじめて大阪や東京に行った時はスーツの人の多さに驚きました。
遊ぶところや施設が少ない
大きなショッピングセンターが無いので流行りのお店も無く、ラウンドワンのように遊ぶところもないです。
その代わり、ファミレスは沢山あります笑
あとは自然が遊び場ですね!
ただ、病院も車を走らせなかったり、コンビニやスーパーと車で行かないと無いので結構不便。
といっても田舎暮らしはメリットももちろんある!
田舎のデメリットを沢山挙げましたがこれが現状です。
田舎暮らしに憧れる人が知らずに来てしまうと、思ったのと違うと逆にストレスを感じて田舎暮らしを諦めるという話もよく聞きます。
でもデメリットばかりかというと、そうでもなくもちろんメリットもあります!
自然が綺麗
とにかく自然が綺麗です。
私の地元の近くに「滑床渓谷(なめとこけいこく)」という渓谷があって、マイナスイオンたっぷりの森の中の川で泳いだり滝を滑り台にして遊んだりできます。

空気も綺麗で夜は満天の星空。
これは都会では味わえない田舎の特権です。
都会ではできない自然との共存経験ができる
秋には芋炊きがあったり、川や海で泳いだり、魚を捕まえて食べたりまるでキャンプのような生活ができます。
イノシシやシカや猿といった動物、鳥も沢山いて自然と一緒に暮らせるのは魅力の一つです。
野菜・果物・魚介類が新鮮

野菜や魚介類などの食べ物の産地になっていたりするので、どれも新鮮!
調味料も最低限で素材だけで美味しく食べる事ができます。
都会だとどうしても輸送中に劣化してしまうので、やはり産地でその場で食べる料理は絶品です。
時間がゆっくりと流れる

田舎は時間の流れがとてもゆっくり。
遊ぶ場所が無くて周りは静かで自然の音だけが聞こえるという環境で、のんびりまったりとしています。
田舎すぎず都会すぎない地方都市に住むという選択
私は地方都市に住むことに落ち着いてます。
大都会の大阪市内と横浜市にも数年間住みました。
もちろん都会は人も物も沢山で楽しかったのですが、慣れてくる頃には都会は私には大きすぎて堪えてしまいました_(┐「ε:)_
ちょっと行けば都会があって、ちょっと行けば田舎もあって生活も便利で家賃も物価も安い地方都市に落ち着いています。
私の知る範囲で例を挙げるなら、松山市・岡山市・姫路市・神戸市といったところでしょうか。
全国で他にも沢山あると思います。
いま住んでる兵庫の阪急沿いは、虫は最低限しかいないし、家賃も物価も安いし、車は持たなくてもいい、ショッピングモールもあってスーパーもコンビニもあって、病院も学校も沢山で梅田も近い。
ちょっとレンタカー借りて走れば自然豊かな田舎もあります。
私みたいに虫がダメで、都会が合わない、でも安く便利に暮らしたい!という人にはこういった地方都市はかなりいい感じです。